【啓進塾】
一歩先行く夏休みの過ごし方
「中学受験の天王山」とも言われる夏休み。長い時間をどう活用すればいいのかを、神奈川県内4カ所に教室を展開する啓進塾の曽根嘉浩塾長にメッセージをいただいた。キーワードは、「中学受験で子どもたちを賢くする」。そのための夏休みの過ごし方とは?
伸びる子と伸びない子の違い
私は、受験勉強を通して子どもたちを賢くしたいと願って、これまで4千人以上の受験生を見てきました。以前は、集中した時間数に応じて学力は伸びると考えていましたが、ある時そうではないことに気づきました。伸びていった子どもたちは、例外なく、解けない問題にぶつかった時に本気で考え抜き、分かった瞬間に「なるほど、そうか!」と感動した表情をします。その瞬間にぐんと成長するのです。そして、一度その階段を上がった子どもは、決して下がることはありません。しかし、すぐに答えを知りたがる子には残念ながらそういう成長の瞬間はありません。この違いは、自分で考え「わかった!」という体験をしたかどうかです。