成城学園中学校
共学校

正面から見た新校舎の様子
人との交流とかけがえのない人生経験
それを可能にしている新校舎と教育
[ この記事のポイント ]
豊かなコミュニケーションと知性が生まれる新校舎。
グローバル・ゾーンと留学プログラムで国際感覚を育む。
進むべき道を見つけるための多様な体験学習。
図書室は職員室と直結 「知」が交差する地下の大空間
2016年春に誕生した、成城学園中学校の新校舎。図書室やカフェテリア、講堂を備える地下1階は、吹き抜けの窓から光が差す開放的な空間だ。図書室には静かに学べる自習室や、グループ学習のブースを完備。階上にある職員室と階段で直結しており、「すぐに先生に質問をしに行ける」と生徒から好評だ。
コリドー(大廊下)の木製ブロックでできた壁面には、国語教員であった石井弘之校長がセレクトした150もの言葉が刻まれている。さまざまな時代、国、立場の人の名言名句の数々。生徒たちは日常的にこれらを目にすることで多様な価値観に触れ、同時に、社会で生きるうえでの言葉の大切さを知っていく。
コリドーや各フロアのラウンジには机や椅子が用意され、自習に励んだり、談笑したりする生徒の姿が校舎の至るところで見られる。同級生同士、教員と生徒、中学生と高校生など、いろいろな形のコミュニケーションで満ちたその風景は、風通しのよい校風を映し出している。