栄東中学校
共学校

高校2年生はニューヨークのミルトンハイスクールでディスカッション
部活動もアクティブ・ラーニング(AL)
クイズ研究部も理科研究部も大活躍
[ この記事のポイント ]
個性と応用力を育むALを教育の根幹とし、中1から導入。
部活動にもALが浸透。探究心旺盛な生徒は校外でも活躍。
東京大学推薦合格の生徒はクイズ研究部と理科研究部を兼部。
ALは栄東の教育の根幹 部活動もALの実践の場
栄東では、アクティブ・ラーニング(AL)を教育の根幹と位置づけ、中1の入学時から授業はもちろん校外学習、学校行事、キャリア教育などで、ALの手法であるディスカッションやプレゼンテーション、課題研究などを取り入れている。
これらを通して「自ら学び、考える」姿勢と手法を身につけた生徒は、部活動でも非常にアグレッシブだ。昨年春、部員数が70名を越えたクイズ研究部は、今や全国にその名を知られる栄東の顔。昨年夏の全国高等学校クイズ選手権では同校の男女ペアが、灘高、慶應女子とともに決勝に残った。惜しくも優勝は逃したが、「ニューヨークのタイムズ・スクエアで、クイズを持っている出題者を探し、英語の出題に英語で答えるというラウンドがあり、本校の生徒が物怖じせず、堂々と英語でコミュニケーションを取る姿が印象的でした」と顧問の神尾友也教諭は振り返る。クイズ研究部ではクイズ問題の作成にも取り組んでいるが、それらはウルトラクイズやミリオネアなどの優勝者も絶賛するほどのレベルだという。「クイズ研究部の生徒にとって、授業も生活も、すべてがクイズのネタ。彼らは知的好奇心のかたまりで、学習意欲も旺盛です」と神尾教諭。いわゆる一問一答式のクイズだけでなく、与えられたテーマについて企画を考えプレゼンテーションするビジネススクール型の大会にも積極的に参加し、好成績をあげている。