海城中学校
男子校

「パ・リーグベースボールアプリ選手権」で最年少優勝した勝山さん
今年、ハーバード大学合格者を輩出!
「KSプロジェクト」で新しい学力を育む
[ この記事のポイント ]
生徒が自分で未来を拓く「KSプロジェクト」。
ハーバード大現役合格を輩出したグローバル教育。
コロナ禍で、より進化した海城のICT教育。
特別講座「KSプロジェクト」 一番人気はプログラミング
海城中学高等学校では、17年度から教科・学年の枠を取り払い、「とがった」興味・関心を深掘りする独自の課外特別講座「KSプロジェクト」を実施している。外部のコンテストや発表会などに積極的に挑戦することが開講の要件となっているため、ユニークな活躍をみせる生徒も増えてきた。その一人が、「KSプロジェクト」の中でも一番人気の「プログラミング講座」に参加している勝山さんだ。彼は中3だった19年10月、「パ・リーグベースボールアプリ選手権〜テクノロジーで野球をもっとおもしろく〜」に参加し、最年少で優勝した。開発したのは、「野球場の飲食店の情報を見ることができるアプリ」。「スタメシ(球場メシ)」に興味を持ってもらえれば、野球に関心のない人も球場に来てくれるだろうという発想から制作したという。勝山さんはその後も自然災害のゼミで福島台風の被災地のボランティアに参加した際、寄付で寄せられた大量の衣類を、必要な人に適切に分配するプログラミングを提案した。「KSプロジェクト」の目的は、文理融合とSTEAM教育(科学、技術、工学、芸術・人文科学、数学)の実践で、課題設定・解決する能力=新しい学力を伸ばすことにあり、彼はまさにその体現者だ。