山脇学園中学校
女子校

グループ発表後の質疑応答
リベラルアーツ・イングリッシュ・サイエンス
3つの専用施設による学びの連携が「志」を育む
[ この記事のポイント ]
アクティブな学びに最適な環境のリベラルアーツアイランド。
ネイティブ常駐、英国の街を模したイングリッシュアイランド。
大学レベルの高度な実験施設を備えたサイエンスアイランド。
プロジェクト型学習を担う 理想の教育施設がすべて完成
山脇学園には、赤門、黒門と並ぶ大名屋敷門として国の重要文化財に指定され、築150年以上の武家屋敷門がある。昨年8月に移築されたこの門は、校内では「志の門」と呼ばれ、学園の節目となる行事の際に開門される。
同校では経験を通してやりたいこと、すなわち「志」を見つけ、育てることを教育の目標に置き、そのために、都内の私立学校の平均床面積の2倍という広さを活かした3つの専用施設を設置している。
昨年、授業でより高度な議論を行う場をつくるためにオープンしたリベラルアーツアイランド(LIエリア)は活気に満ちている。PBLルームを覗くと、中3の公民でグループごとの討論を行っている最中だった。「教育にタブレットは必要か」などのテーマを決め、それぞれのホワイトボードに付箋を貼りながら、プレゼンテーションの内容を練っている。一般教室のように隣の教室を気にする必要がないため議論は更に白熱する。「正解が出ない問題を取り上げることで、生徒はいろいろな意見があることを知り、思考を深め、自分の意見を改めて考えます。中1から新聞を読みコメントを書く課題を繰り返し行うことで、同級生と共有する知識も多く、内容の深い議論が展開されます。」と社会科の北村彰浩教諭。LIエリアは出張授業での模擬選挙の舞台にもなった。今後も社会に貢献する資質を育てる多彩なプロジェクト型学習が、ここで展開していく予定だ。