同志社香里中学校
共学校

2018年夏にリニューアルした人工芝グラウンド
可能性の扉を開く「自治自立」の精神
新島襄が願った真の人間教育を実践
[ この記事のポイント ]
創立者・新島襄の志を受け継ぐ、大阪で唯一の「同志社」。毎年約95%が同大学・女子大学へと内部進学を果たすが、決してそこをゴールとしていない。「キリスト教主義」「自由主義」「国際主義」の基本理念のもと、良心の涵養を通して、「自治自立」の精神を持ち合わせた人材を広く社会に輩出し続ける伝統校。
いつの時代にも輝きを放つ 同志社を支える3つの教育理念
幕末の混乱期に渡米。後に岩倉使節団の一員として、欧米の教育制度の調査、視察を行った新島襄。約10年にも及ぶ海外生活で、「キリスト教主義」「自由主義」「国際主義」に基づく人間教育こそ、日本の近代化を推し進めるリーダー育成に不可欠と考え、1875年京都に前身となる同志社英学校を創立。以来、その精神を受け継いだ良心教育を展開している。
「キリスト教主義」の学びでは、日々の礼拝や聖書の拝読を通して命の重みを知り、他者を認め尊重する精神を養い、豊かな人間性を身につける。「自由主義」の学びでは、部活動やグループワークを通してリーダーシップやチームワーク、主体性を養うと同時に、一人ひとりの個性を磨きあげる。「国際主義」の学びでは、語学研修プログラムといった世界に目を向けた取り組みを通して、グローバルな視野を養成。昨年度からは、中3・3学期でのニュージーランド・ターム留学も実施している。
これら3つの教育理念のもとで磨かれる「良心」と「自治自立の精神」。まるで、創立当時のように先行き不透明な時代を迎えた今、同志社教育でマスターするこれらのマインドこそが、実社会で何より必要とされている素養ではないだろうか。