文教大学付属中学校
共学校

一人1台のタブレットPCで主体的な学びを実践
視野を広げるタブレットパソコンの活用
優れた学習体験で海外大学進学への道も
[ この記事のポイント ]
生き生きとしたショートスピーチが生徒の好奇心を引き出す。
タブレットパソコンの導入により、日々の活動がさらに充実。
台湾進学をめざす校内講座など、多様性のある国際理解教育。
朝礼でのショートスピーチが
生徒のアンテナを広げていく
「机上の学びから実社会へ、ローカルからグローバルへ。生徒には、広い視野を持ってもらいたいと思っています。それをかなえる環境や機会が、本校にはたくさんあります」と戸田弘美校長は語る。その一つが、毎週月曜の朝礼で行われる戸田校長のショートスピーチだ。
文教大付属の校訓「人間愛」のほか、「教養」「時事問題」「文教大付属の教育」を大テーマに据え、様々な話題について語られる。IoT、外国人労働者、プラスチックごみ、STEAM教育、ロヒンギャ難民など、スピーチのトピックは戸田校長自らが選び抜いたものだ。ジャンルを問わずに多種多様な情報を提供していくことで、生徒の興味や意識を広げていくことをめざす。
ある時のトピックには、高2の修学旅行の訪問先である「台湾」が取り上げられた。大航海時代や日本による統治時代など、外来者に侵略され続けてきた歴史のこと、世界トップレベルに上り詰めた近年のICT技術のことなど、あらゆる観点から台湾について知ることで、この地への関心を自然と育み、旅先での経験を有意義なものにしている。