成城学園中学校
共学校

伝統の継承と革新をかなえる 新校舎
世界的指揮者も輩出したリベラルな校風 生徒達は志を高く様々な分野で飛躍する
[ この記事のポイント ]
学内・学外の活動を含め、生徒のやりたいことを全力で応援。
豊富な海外・課外プログラムを用意。生徒の主体性を重んじる。
自然豊かな構内と、100年以上の歴史に裏付けられた教育環境。
自分にしかできないことを求め
自覚的に生きる
卒業生の林さん(慶應義塾大総合政策学部2年)は問題意識が高く、自らの人生に対し自覚的だ。それは日中ハーフという自身のルーツによるところが大きいかもしれない。「日中関係の動向に影響を受けやすい生活だった。物事をよく知らないままに発言する友人も多く、憤りを感じると共に、自分にしかできない何かを探す必要があると強く感じていた」。高校2年時、人生をかけて取り組む〝自分だけの研究題材〟を探り当てるべく、米ミシシッピー州へと留学。貧富の格差も大きく厳しい環境に一年身を置いた。ホストファミリーは里親をやっており、子どもの貧困も目の当たりにした。「未来を望んで留学してきた自分と、この子どもたちとの違いは何なのか?」。思索を深めると共に、自身の探究テーマを「社会的養護」に決意。現在は大学で研究を進める傍ら、東京大の学生団体(NIS)に籍を置き、インド・ニューデリーにおける「スラムの水質改善」活動に従事。プロジェクトの立ち上げに関わるパイオニアとして充実した日々を過ごしている。将来の目標は社会的養護を目的としたソーシャルビジネスを国内に立ち上げることだ。「何を学びたいか、という意思が学業を飛躍的に向上させてくれる。そして、それを全力で応援してくれるのが成城学園です」と語る。