玉川聖学院中等部
女子校

朝の礼拝は、自分と向き合う時間
日々の礼拝や体験学習で自分と向き合い
人と関わり合いながら成長していく
[ この記事のポイント ]
1.深く自分と向き合い、多様な人々と出会う。
2.行事やボランティアなどで、輝く先輩がロールモデル。
3.充実した学校生活を経て、85%が推薦で大学へ進学。
日々の礼拝と終礼、総合学習が生活の基盤に
玉川聖学院の朝は礼拝で始まる。パイプオルガンの音色と聖書の言葉が静かに心に染みるひととき、生徒は自分と深く向き合う。「クラスごとの終礼では、賛美歌を歌い、クラスメイトのスピーチに耳を傾けます。もちろん自分が話す順番も年に何度か回って来ます。これらの体験のなかで、生徒は自然に、自分が神様から愛されるかけがえの無い存在であることを知り、人によっていろいろな考えがあり、自分の考えを受け入れてもらえることを知り、安心感を得て成長していくのです」と安藤理恵子学院長は話す。
もうひとつ、中1からスタートする総合学習の時間も、「自分」と向き合いながら進められる。中1では「人間関係」を、中2では「環境・情報」を、中3では「人権・平和・国際」をテーマに、教科と行事を連動させた学習をする。自分の問題意識を育てることは、中3の修了論文につながる。主体的な学習は、高等部の「総合科・人間学」の授業に引き継がれ、「自分とは何者か」「人生とは何か」といった哲学的なテーマに取り組む。これらの経験は生徒にとって、生き方の指針となるのだという。