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仁川学院中学校
共学校

建学の精神「和と善」を見事に表現したキャンパス
新大学入試を視野に入れた新コース制
可能性、選択肢がワイドに広がっていく
[ この記事のポイント ]
全国でも数少ない男女共学のカトリック・ミッションスクール。人間教育をはじめ、進学面での実績も十分に評価されるところだが、間もなく迎える大学入試制度の改革や進路希望の多様化を背景に、今年度より新コース制がスタートした。仁川学院ならではの特色ある取り組みも含め、その全貌を探る。
精神的な支えによって心が安定し、静かな環境でしっかり学べる
キリスト教カトリック系の修道会「コンベンツアル・聖フランシスコ会」の創設者・聖フランシスコと、その教えを日本に伝えたアウシュビッツの聖者・聖コルベ神父。二人の聖人をルーツに持つカトリック・ミッションスクールだ。建学の精神「和と善」は、人とのなごみを意味する「和」と、神から贈られた「善」を多くの人々と分かち合う心を指す。人間愛に満ちた希望と喜びに包まれた人生を過ごすための心の持ちようを表現しており、キャンパス全体からもその精神性を感じることができる。
週に一度の宗教朝礼や宗教行事等で使用される講堂には、象徴でもあるコルベ神父の像やキリスト像、聖母マリア像のほか、荘厳な音を奏でるパイプオルガンを設置。視覚・聴覚をはじめ、五感を揺さぶる様々な仕掛けによって、神への愛や隣人愛を説くと同時に、感受性にも磨きをかけていく。このようなロケーションが“精神的な支え”となり、多感な思春期真っ只中にありながらも、常に心の安定を図ることができる。生徒も一様に落ち着きがあり、授業においても集中力が保たれているなど、安心して過ごせる環境が整っている。