奈良学園登美ヶ丘中学校
共学校

天然芝グラウンドを有するキャンパス
“自ら生きる力”を体得するプログラム
将来を見据えたアクティブラーニングの取り組み
[ この記事のポイント ]
建学の精神は「自ら生きて・活きる」。学年ごとに実施される宿泊研修は、課題発見から情報の取りまとめ、発表までの一連を個人またはグループで進めていくスタイルで、一人ひとりの主体性や積極性を育成する。今話題になっているアクティブラーニングそのものである。
全員参加による体験学習で将来必要な教養を身に付ける
受験を目前に控えた高3を除き、毎年学年単位で宿泊を伴う研修を実施している。特徴的なのは、そのすべてを“学習”と位置付けている点。単に「行って楽しかった」で終わらない工夫や仕掛けが散りばめられている。
各研修においては、それぞれテーマや行き先が決まっており、活動前にしっかり時間をかけて事前学習を行う。現地では、様々な体験を通して多くの発見や感動に出会いながら、予め考えた課題等を明らかにしていく。そして研修終了後は、事後学習で内容を整理し、パワーポイントを使ってレポートを完成させる。それをクラス単位、学年単位、文化祭等で発表を行っていく…というのが、このプログラムにおける一連の流れ。昨今耳にする“アクティブラーニング”の要素が随所に詰め込まれている。開校時より修正を重ねながら続けてきた取り組みのひとつだという。新学力観が試される2020年以降の入試にアジャストしている点から見ても、その先進性は大きく評価されて良いだろう。続いて、主な中身についてピックアップしていく。