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神戸龍谷中学校
共学校

アクティブラーニングの要素を取り入れた授業
自学自習の意欲が芽生える様々な仕掛け
気付きを促す体験型学習もユニーク
[ この記事のポイント ]
創立は1921年。一学年約80名の少人数制によるきめ細やかな教育が充実。「特進」「英進グローバル」の2コース制に特化し、それぞれ数学、英語に重点を置いたカリキュラムを展開する。多彩な体験型学習で気付きを促すアプローチも特徴的でユニーク。自学自習の姿勢と豊かな人間性を育んでいく。
数学・英語に特化した2つのコース 少人数教育で深化した学びを実践
三宮駅からバスで約20分。神戸港を一望する六甲の文教地区に、中学・高校の「本学舎」と中学の「青谷学舎」の二つのキャンパスを構える。特に、桂離宮をイメージして建てられた「青谷学舎」は、柔らかな和風の建物と近代的な利便性が調和した佇まいが特徴。「我が家のリビングのような環境で勉学に集中して欲しい」という願いが込められている。
中高一貫コースは一学年約80名、「特進」「英進グローバル」の2クラスのみというアットホームさだ。ともにきめ細やかなサポートを行っていくために、二人担任制を敷いている。早速、クラスの特色を紹介していこう。
「特進」は、数学に重点を置いたカリキュラムを編成。週7時間のコマ数を確保し、授業においては「数学α(代数分野)」「数学β(幾何分野)」の2分野に分け、豊富な演習問題に取り組みながら数学的な思考力を育てる。入学当初から国公立大学受験を見据え、習熟度別授業や補習等で苦手科目を克服し、基礎学力の徹底強化を図っていく。
一方、「英進グローバル」では、日本人教員とネイティブ教員のダブル担任制を採用。週9時間にも及ぶ英語の授業時間に加え、英文による生活ノートの活用等、学校生活の中で常に英語と触れる機会を設けている。全学年が参加する英語スピーチでは、プレゼン力も養成。また、帰国子女や英語力の高い生徒を対象に「アドバンスコース」を設定する等、使える英語力を身に付けるためのプログラムが満載だ。
同校では、英検・数検・漢検を学校で一斉に受験している。中には、中学在学中に英検準一級を取得する生徒がいるほど熱が高い。
アクティブラーニングやICT授業も導入済み。教員同士で授業見学を頻繁に行い、授業の質向上に取り組む等、指導する側の熱意も負けていない。