近畿大学附属中学校
共学校

貴重な体験が医療従事者としての使命感を育む
英語教育が大きくグレードアップ
次代の担い手を育てる充実の教育環境
[ この記事のポイント ]
志願者数日本一を誇る「近畿大学」の附属校。それでいて、例年国公立大学への合格者も一定数輩出する進学校としての側面を併せ持っている。また、ICT教育の先進校としても広く知られているが、教育の本筋はいつの時代も不変。様々なプログラムを通して、建学の精神「実学教育」「人格の陶治」を体現している。
ICT教育のパイオニア的存在 先進性の中に宿る生徒への想い
1939年(昭和14年)の設立以来、不変の教育理念をベースとしながら、加速度的に変化する社会環境・教育環境に応じて、柔軟に変革を続けてきた。その最たる例がICT教育だ。一人一台iPadを配布しての双方向型授業、アクティブラーニングなど、今でこそ多くの学校が取り入れているが、スタートした6年前は全国的にも珍しく、メディア等でも頻繁に取り上げられていた。
そうした先進的な教育スタイルをいち早く確立した学校として知られているが、「タブレットは、知識や情報を得るためのツールの一つに過ぎません。それらの道具を使って、自分に何ができるのかを考えられる人になってもらいたい」と芳竹入試企画部長は話す。“21世紀型思考力を身につける教育”に注目は集まるが、生涯にわたり学び続ける姿勢、社会貢献に必要な能力を得るための学びこそ、教育の本質。いつの時代も変わらず「人に愛される人、信頼される人、尊敬される人になろう」を校訓に、知・徳・体の調和がとれた全人教育を目指している。