京都橘中学校
共学校

自然豊かな京都・伏見桃山陵に位置するキャンパス
さらなる進化を続ける「Vコース」
6年後が待ち遠しい成長ステージ
[ この記事のポイント ]
創立117年の伝統を誇る高等学校をバックボーンに、中高一貫教育をスタートさせたのが、今から10年前。以来、国公立大学・難関私大への合格者数に比例して、志願者数が増加。名実ともに京都府下有数の進学校としてレベルアップを続けている。保護者より高く評価される“人間教育”にも注目が集まる。
活躍目覚ましい「Vコース」 文武両道のキャンパスライフ
中高一貫の「Vコース」は人気が高く、今年も志願者が募集定員を大きく上回った。これは、国公立大学や医学部医学科、難関私大への合格実績に対する期待の現れと言えよう。
その一方で「個を大切にした人づくり」といった、人間力向上における教育効果を期待する声も大きい。高校からは外部生が新しく加わってくるが、生徒会長を務めたり、各行事でリーダーに立候補するのは大半がVコース生。中学3年間で、身につけた自信と行動力を持って、率先して学校を引っ張ろうとする姿があるという。三輪校長は次のように語る。「学校生活は、自分探しの旅。あらゆる経験を通して得意・不得意を見つけ、興味・関心を広げ、成長してもらいたい。そして様々な人と関わり、将来世の中の役に立つことを成し遂げて欲しい」。
他方、バレーボールやサッカー、吹奏楽など、全国大会の常連校としても知られている同校。2019年度には中学バドミントン部が京都府私学総体で優勝を果たし、中学のクラブ活動の躍進も続いている。「クラブ活動で得られる達成感や仲間との絆は、他の何物にも代えられません。勉強もクラブも諦めずに取り組める環境を作るのが私たちの使命だと感じています」。その想いを反映させるべく、クラブの試合による公欠が多かった土曜日を今年度より月2回休校日にした。その分、7限授業を週3日、土曜授業を4限に増やし、すべての生徒が授業に出席できる体制を整えた。教職員も一体となり、文武両道を実践している。