大阪女学院中学校
女子校

『大阪府施設緑化みどりの景観賞』も受賞したキャンパス
国際バカロレアプログラムに準じた学び
世界を視野に捉えた本質的な能力を養成
[ この記事のポイント ]
キリスト教をベースに、個々を尊重できる「豊かな心」を育む女子教育のパイオニア。同じ敷地にある高校は昨年より「国際バカロレア」の認定校として、異文化や価値観等の相互理解を推進する国際的教育プログラムがスタート。世界に存在する様々な社会問題の本質を見抜き、対処できる力を養成していく。
高校は「国際バカロレア認定校」 思考や世界観が自ずと広がる
「多様な文化への理解、尊重の精神を通じて、世界平和に貢献できる探究心や思いやり、知識等を有する若者を育成する」。これが「国際バカロレア(以下、IB)」が標榜する教育目的。その具体的なプログラムの根幹を支えるのが「知の理論」だ。社会の諸問題を多様な視点で考察する批判的思考を鍛え、知識の本質を学び、真理を見抜く力を養う。「たとえば、歴史なら年号を覚えるのではなく、その出来事が社会にどのような影響を与えたかを議論するなど、より深い学びを実践しています」とIBコーディネーターの鍵村教諭。暗記学習ではなく、ディスカッションやグループワーク等を通して相互理解を促すと同時に、自ら学びを求める素地を創造していく。
IBに基づく本格的な学びは、高校での「英語科IBコース」にて行われるが、中高での授業や行事をはじめ、学校全体でそのエッセンスを共有。アメリカの宣教師により創立された背景から、当時よりキリスト教に基づく徳育、国際理解教育には定評があったが、それらの学びを一段とバージョンアップさせている。
尚、IBコースで学んだ後、世界統一試験に合格すれば、IB入試枠を持つ世界中の大学への受験資格が得られる。進路面においても選択肢が一気に拡大するとともに、高い意識で学ぶことができる。