玉川聖学院中等部
女子校

毎朝の礼拝風景
愛に貫かれたキリスト教教育で
自尊感情と共に他者とつながる心を養う
[ この記事のポイント ]
教育の基本は聖書に基づくキリスト教教育。
自分の思いを表現し、他者とつながる心を育成。
女子ならではの能力、可能性を伸ばす体験教育。
聖書から人間の価値を知り 他者を受け入れる素地を培う
「聖書に基づくキリスト教教育」を教育理念に掲げる。「聖書」を通し、「信仰」「希望」「愛」を学び、何より「一人一人の価値」を知ってほしいと安藤理恵子学院長は話す。
「神によって造られた人間一人一人はすばらしい存在です。つまり、能力や数字などでその人の価値は左右されない、誰もが必要とされている存在なのだということです。」
能力主義に傾いている現在は自尊感情が持ちにくい時代でもある。「聖書」を通し、自分が尊い存在だと知ることで生徒たちは自分自身の可能性に気づく。そして本当の自分と出会うことにより、将来への希望や夢が具体的になり、学習意欲も生まれる。
「自分の価値に気づくことによって、自分とは違う他の人のすばらしさをも認められるようになります。わが校は全館バリアフリーで車椅子の生徒、また外国籍の生徒もいます。生徒たちには他者の存在を大切にし、異文化の人々と共に生きる豊かさを楽しむ素地も育まれていきます。それがひいては障がい者との共生、国際理解にも繋がっていくのではないでしょうか」。