瀧野川女子学園中学校
女子校

全学で起業家プログラムを実施
夢を形にする高度な事業体験で育つ
プロダクティブな創造性と起業家精神
[ この記事のポイント ]
すべての教科でICTを駆使したライブ感のある授業を実施。
デザイン思考をベースにした「創造性教育」と「事業化実習」。
生徒の得意分野を伸ばし、起業家精神を持つ人材の育成。
「考え方」のシェアができる ICTを教育のコアとして活用
瀧野川女子学園では、ICTを教育のコアと位置づけ、すべての教科でICTを駆使したライブ感あふれる授業を展開している。教室には大画面のモニターが設置され、生徒が1人1台所有しているiPadとリンクさせることができる。また、校内ではどこでもクラウドやインターネットにアクセス可能だ。東京工業大学大学院でロボット創造学と経営を学び、同校に最先端のICTを導入した山口龍介理事・副校長は「ICT教育の最も優れた点は、考え方をシェアできるところだと思います」と話す。例えば数学。生徒がiPad専用ペンシルで書き込んだ、解答に至る過程を含む答案をすべてiPadで「見える化」し、共有することで、「ああ、ここで、他の人はそういうふうに考えるんだ」という気づきが起こるようになった。結果、数学好きが増えた。中1の場合、1年で平均点が20点近くアップしたという。