共立女子第二中学校
女子校

3日間の「校内留学」では、俳優の訓練方法を取り入れたドラマメソッドの学習でパフォーマンス発表を行う
4技能統合型英語授業と探究学習で
自分の枠を乗り越える突破力を育む
[ この記事のポイント ]
1.英語に「4技能統合型授業&レイヤードメソッド」を導入。
2.英語の知的欲求を満たすニュージーランド留学プログラムを実施。
3.論理的思考力や問題解決力が身につく「探究学習」をスタート。
外部有識者を迎えて改革を進めた学校独自の英語の授業スタイル
2020年の新大学入試を見据え、17年度から新たにスタートさせた英語の「4技能統合型授業」は、「聞く」「話す」「読む」「書く」の能力をバランスよく習得することをめざす。共立では、5年前から東京学芸大学名誉教授の金谷憲氏をアドバイザーに迎え、英語教員の研修や授業改革を実施。教科書を中心に使用しながら、様々なアクティビテイーを通して4技能の能力を鍛え、英語のコア(核)を作るオリジナルメソッドを実践している。
授業の特徴は、50分間の授業のうち、45分間を音読やペアワークなどの実践学習に当て、生徒たちが能動的に英語を使う時間を大切にしていること。入試広報部主任の戸口義也教諭は、「英語を言葉として使えるようにするには、インプットだけでなく、アウトプットを含めた練習が不可欠。本校ではオールイングリッシュの授業を導入していますが、教員が一方的に英語を話しているだけでは、必ずしも生徒の理解につながるとは限りません。そのため、英語教員は様々な工夫と仕掛けづくりをして、生徒たち自らが授業中に英語を使えるよう、日々試行錯誤を重ねているのです」と語る。