恵泉女学園中学校
女子校

ディベート入賞者が招待されたアメリカ大使館にて
世界銀行グループMIGA長官を輩出した
国際教育が自身で選択できる人を育てる
[ この記事のポイント ]
開学以来の伝統ある国際教育。英語科はその中心的役割。
普段から英語を気軽に話せる、校内のオープンな雰囲気。
国内外で活躍する先輩。自分の人生を自身で選ぶ力を養う。
米国大統領選のテレビ討論を 聞き取り、理解し、議論する
恵泉女学園の生徒たちの英語力は高い。高2終了時に半数以上が英検2級以上、75%がGTECの高校卒業レベル、25%が海外への進学を視野に入れることができるレベルに達している。高3ともなれば、英検1級やTOEIC800点以上をとる生徒もいる。
そんな中でも強者ぞろいなのが高3選択の時事英語履修者。フィンランド、ロシアからの留学生2人を含む6人、英語や世界の情勢に関心が高く、うち1人は、昨年、NFLJ英語ディベート大会に同校から初参加、中国、韓国のチームを含む強敵ぞろいのなかで10位入賞を果たしている。テレビやビデオ、ジャパンタイムズの記事など、今世界で起こっていることを教材にし、その内容を聞き、読み、理解し、その上で英語で議論する。アメリカ大統領選の際には、トランプ氏とクリントン氏のテレビ討論をリアルタイムで視聴、互いの主張をピックアップし、どちらが大統領にふさわしいか議論した。
国際教育を三本柱の一つに掲げる恵泉では、6年間を通して少人数教育で徹底的に英語の4技能を身につけさせる。特に「語らせる」ことには中1から力を入れている。「例えば忘れ物をした生徒がいたら、その事実と理由を英語で言わなければ受け付けません。プリントも、受け取る時にThank youと言わなければ渡さないようにしています。英語は毎日繰り返し使うことで、板についてくるのです」と英語科の服部伸江教諭。授業はもちろん、スピーチコンテスト、短・中・長期留学、エンパワーメントプログラムなど、多くの「英語で話す」機会を設けている。