暁星中学校
男子校

暁星の生徒たち
「書く」ことで「語るべき言葉」を認識
思考力、プレゼン力を大きく向上させる
[ この記事のポイント ]
1.国語、英語で中高6年間、「書く」ことを重視。
2.総合学習「人間ドキュメント」で協調性、恊働性を養う。
3.サッカー、水泳は全国レベル。文化部も充実。
「書く」ことは表現の基礎大学入試や海外留学にも対応
暁星では、伝統的に中高6年間を通じて「書く」ことを重視している。「『書く』ことによって思考力が向上し、普段から『自分の語るべき言葉』が強く認識され、その結果、プレゼンテーション能力も向上すると考えているからです」と、企画広報部長の髙橋秀彰教諭は語る。国語では中1から、授業でも長期休暇の課題としても「作文」を課す。英語では、高1から高3までネイティブによるエッセイライティングの指導がある。例えば「2050年に日本は住みやすい国になっているか」というテーマに対し、YESかNOかを表明し2つずつ理由を上げる。地球温暖化で環境が悪化し、住みにくいと答える生徒もいれば、AIの発達で嫌なことをやらずにすむ時代になると言う生徒もいる。「書く力」は、記述式が増えると予想される20年の大学入試はもちろん、将来においても、また海外留学や進学を考えた時にも必要となるスキルだ。鍛えておくことによるメリットは大きい。「先日、卒業生の中島幹彰氏を学校に招く機会がありました。彼は、シェアサイクルのベンチャー企業・コギコギの代表取締役として活躍していますが、リリースを書く時など、本校で鍛えた作文力が役に立っていると語っていました」と髙橋教諭。