日本大学豊山中学校
男子校

どんな教科も基礎・基本を徹底重視で
難関大学を含む多様な進路を開いている
[ この記事のポイント ]
1.80%が日本大学に進学。学問の基礎・基本を重視。
2.部活と勉強の両立のため、塾いらずのフォローアップ体制。
3.充実のキャリア教育で将来を見据えた学部学科選択。
中学入試で見るのは基礎・基本と視点を変えてみるという発想力
日本大学豊山中学校の入試問題で重視するのは、基礎・基本ができているか、ということと、ほんの少し視点を変えてみるという発想力だ。それが表れているのがこの算数の問題。一見、難問に見えるが、図のなかにある二等辺三角形に気づけば、(1)は容易に解くことができる。(2)は(1)が解ければ台形の面積から扇形の面積を引くことで求められる。「問題を解くスピードは塾での訓練が必要かもしれませんが、補助線を引いて視点を変え、情報量を広げるなどの発想力があれば、自学自習でも解くことが可能な設問を心がけています」と原田学中学教頭は話す。同校は80%が日本大学に進学する。高校で大学推薦に関わる基礎学力到達度テストの際も難問は出ず、基礎基本がきちんとできた上での発想力が求められる。その意味で、同校の中学入試問題は大学入試にもつながっている。