八雲学園中学校
共学校

共学がスタートした1期生の生徒たち
国際社会で通用する英語教育で
明日(みらい)のグローバルリーダーを育成
[ この記事のポイント ]
1.中3全員参加のアメリカ海外研修は中学英語の集大成。
2.3カ月の留学を含み、事前事後学習も充実した9カ月プログラム。
3.女子はレディの伝統、男子にはナイトの精神を育成。
英語教育は国際的な人材を育成する人間教育でもある
八雲学園は1938年、シアトルから帰国した近藤敏男が、実践的な英語教育を目標に創立した。戦後、GHQの将校夫人7名を英語教師として迎え、以後、英語教育は同校の根幹のひとつとなっている。
現在の同校は、高校卒業までにCEFR(セファール)・C1「熟達した言語使用者」をめざす。英検では1級、TOEFLでは95〜120にあたるハイレベルな目標だが、実際に、八雲学園の英語教育だけで、センター入試の英語で満点を取った生徒や、上智大学外国語学部に進学し、並みいる帰国生や長期留学経験者を押さえ、英語でトップの成績を修めた卒業生もいる。中1からの系統だった多角的・総合的な英語教育がそれを可能にしている。中1からレシテーションコンテストやスピーチコンテスト、60名前後の在留外国人を招いてのイングリッシュファンフェアー、英語で朗読劇やアトラクション、カフェの運営などを行う英語版文化祭「英語祭」、イングリッシュキャンプ、世界の名門・180校が参加するラウンドスクエアに加盟したことによる国際交流等で様々な場面で英語を使う機会がある。
なかでも、中3で実施される全員参加の2週間アメリカ海外研修旅行は、中学の英語教育の集大成として実施される重要な行事だ。海外研修センター「八雲レジデンス」を拠点に、カリフォルニア大学サンタバーバラ校(UCSB)での授業や姉妹校のケイトスクールとの交流が行われる。「日本とは違うスケール感を持つアメリカの大地は、本校の生徒を大きく成長させてくれます。英語教育は体験教育・人間教育の場でもあるのです」と近藤彰郎校長は話す。