同志社香里中学校
共学校

創立60周年を記念し、建て替えられた新校舎で学ぶ
新島襄の熱き「志」を今の時代に映し出す
受験のプレッシャーとは無縁の人間教育
[ この記事のポイント ]
建学の理念である「キリスト教主義」「自由主義」「国際主義」を柱に、“自治自立の精神”“良心の下に行動できる人”を育成する、大阪で唯一の「同志社」。ICT教育の推進に向け学習環境をバージョンアップすると同時に、学校施設のリニューアルも計画。授業にクラブに、一段と熱が入る。
脈々と受け継がれる同志社教育 良心を育む三本柱で「人」をつくる
1875年、新島襄により創立されて以来「良心の養成」を教育理念とし、「キリスト教主義」「自由主義」「国際主義」を標ぼう。その伝統を今に継承している。
「キリスト教主義」の下で学ぶのは“隣人愛”。聖書や日々の礼拝を通して、優しさや思いやりの心を根付かせていく。ボランティア活動にも積極的で、街頭募金や地域清掃、「ラオスに学校を建てよう!プロジェクト」等、生徒を中心に様々な取り組みが行われている。
次に「自由主義」。ここで言う「自由」とは、様々な個性の共存を意味する。複雑な社会でリーダーとして活躍するには、お互いの違いを認め合い、自らの能力を最大限伸ばしていく不断の努力が不可欠。生徒主体の自由な校風の中で主体性を磨くと同時に、グループワークや部活動等を通して、仲間と事を成し遂げる喜び、感動を学びのエネルギーに変えていく。
「国際主義」では、グローバルな視野の養成に努める。語学研修プログラムや海外校提携等、世界に目を向けた取り組みが多数あり、高校では「TOEIC・TOEFL対策講座」が希望者対象に開設される。中高6年間で習得した語学スキルを持って、大学進学後に海外留学する卒業生も増えているという。