金蘭千里中学校
共学校

大幅に増設されたクラブ、生徒は生き生きと
将来の選択肢が無限に広がっていく
学力向上を軸にした不変の人間教育
[ この記事のポイント ]
「理性と情熱を兼ね備えた人になってほしい」と語るのは、同校のOBであり、昨年度まで教頭を務めていた大中新校長。長らく教員として、また学校運営を最前線で支えてきた訳だが、校長となってその役割が変わっても「人間性と学力を育む」といった教育方針は揺るがない。
一段と進化・深化する教育環境 学びの本質は「人間力育成」にあり
憧れの師の下で学ぶために門を叩く――そんな『私塾』『道場』を標榜するスクール環境が魅力の同校。創立以来「教科指導を基本に、一人ひとりの人間的成長を実現する」ための教育を真摯に実践し続けている。
「何より生徒の成長を第一に考え、変化を恐れず、学校として積極的にチャレンジを続けてきました」と大中校長。創立50周年(2015年)のタイミングで、クラブの大幅増設、キャンプ・自然研修の充実(高2は北海道)、文化祭・体育祭の充実、諸テストの再編・最適化や学習記録ノートの導入等、大きな改革を実施したが、「根本的な方針や姿勢は何ひとつ変えていません。揺るぎない信念をその時代の教育ニーズと重ね合わせることで、社会変化に対応できる能力の養成に努めてきました」という。さらに「この新たな取り組みは、結果として2020年度からスタートする新大学入試制度と合致していました」と、一層バージョンアップした教育環境に自信を覗かせる。
授業を軸にした教科学習をベースに思考力、判断力、表現力を含めた課題発見・解決能力、コミュニケーション力を磨き、人として豊かな人生を過ごすために不可欠な“総合力”を備えていく。これこそが、金蘭千里の学びの本質と言えよう。