大阪女学院中学校
女子校

『大阪府施設緑化みどりの景観賞』も受賞したキャンパス
国際バカロレアコースがついにスタート
選択肢が世界中に広がる新たな教育
[ この記事のポイント ]
「神を畏れ、真理を追究し、愛と奉仕の精神で社会に貢献する人間を育成する」。キリスト教を教育の土台に据え、個々を尊重できる“豊かな心”を育んでいる女子教育のパイオニア。今年度より国際的教育プログラム「国際バカロレア」認定校となり、新たな歴史の1ページが記された学びに注目が集まる。
世界に挑む教育イノベーション 「国際バカロレア」コースを設置
明治初期、女性の人格教育・地位向上を目的に多くの女学校が創られた。同校の前身となる「ウヰルミナ女学校」もその一つ。アメリカの宣教師によって創立された背景から、キリスト教教育と英語教育を柱として、国際交流プログラムや異文化理解学習が充実している。
今年度より、国際バカロレア(以下、IB)の正式認定校となった。IBとは、多様な文化への理解、尊重の精神を通じて、世界平和に貢献できるマインドや探究心、知識等を有した若者の育成を目的とした国際的教育プログラム。このビジョンは「愛と奉仕の精神で、社会に貢献する女性の育成を目指す」という同校の教育理念と一致する。
そして今春、IBのプログラムを導入することで、中学・高校全体の教育改革を目指す。IBの根幹にあるのは「知の理論」。知識の本質を学び、真理を見抜く力を養う「IBディプロマ・プログラム」で、自己と他者との考えの違いを理解する。語学力の研鑚は当然ながら、IBが価値と置く10の学習者像を目標とし、豊かな全人教育を行う。尚、このクラスで学んだ後、世界統一試験に合格すれば、世界各国の大学、日本全国のIB入試枠を持つ大学への受験資格が得られる。進路面において、今後幅広い選択が可能になっていく。