清風中学校
男子校

文武両道を目指し豊かな人間性を育むクラブ活動
教育の本質を問う先進的な取り組み
人間力を磨く“清風魂”が健在
[ この記事のポイント ]
「知識構成型ジグソー法」に基づく独自のアクティブラーニングは、同校最新の取り組みと言っても過言ではない。東京大学・白水教授らとの連携で教育効果を検証しながら、「主体的・対話的で深い学び」のあり方を追求。伝統の情操教育と先進的なプログラムの導入により、学力と人間力のさらなる向上を図る。
高い進学実績と人格形成の両立 『自利利他』の精神を育てる
学力向上と豊かな人格形成を両立する同校。近年の進学実績は堅調で、旧帝大や国公立大学医学部医学科への合格者を多数輩出しているが、伝統の徳育に期待を寄せる保護者も多い。同校のアプローチは、自分を高めていくことによって他者の役に立つ“福の神コース”という考え方。『徳・健・財』を身に付け、社会のすべてから『安心・尊敬・信頼』される人材を育成するといった建学の精神が根幹にある。
「情報化社会では、人のありようが赤裸々に表れます。学力は大切ですが、すべてを切り落として受験優先という教育では意味がない。自律心を持って節度ある行動をし、社会から信頼される人を育てる徳育こそが、私たちの教育テーマです」と平岡宏一校長。
毎日欠かさず行う朝礼では、中高合わせて約3000名の生徒を前に訓話を行う。勉強に向かう姿勢や日々の生活の礎となるような話を通じて、“清風魂”を体得させている。