日本大学第二中学校
共学校

明るく開放的な共有スペースではおしゃべりも弾む
〝心と身体にやさしい〟新校舎のなかで
育まれる「見える学力」と「見えない学力」
[ この記事のポイント ]
1. リニューアルしたキャンパスは理想的な学習環境。
2. 見える学力と見えない学力を伸ばし、生きる力を育む。
3. 「どんな子にも居場所がある学校」が教育のポリシー。
校舎・グラウンド等を整備し のびのびとした学校生活を実現
2016年、創立90周年を迎え、中学校の校舎と図書館をリニューアル。学校のシンボルでもある銀杏並木の「プロムナード」も整備し、グラウンドも人工芝化された。白を基調にした新校舎は〝心と身体にやさしい〟がコンセプト。3、4階が吹き抜けになっており、自然光を採り入れた明るい空間だ。
「共有スペースの廊下やロビーでは、生徒たちが勉強をしたり、上級生が下級生の面倒を見たりするような場面が見られるようになりました」と深沢詠治校長。校舎が新しくなったことにより、学校生活に良い変化が生まれつつあると語る。以前は、中1と中2、中3の校舎が離れていたが、3学年が一つの校舎で学ぶことで、部活動や体育大会といった行事の打ち合わせなど、生徒たちの学年間の交流も活発になった。
ガラスを多用した開放的な新図書館は、開架式の書架の他、自習室やグループ学習室を備えており、読書や調べものだけでなく、自主的に勉強するために生徒たちが来館する。中学生が自習室で真剣に勉強する高校生の姿を目にすることで、向学心への刺激にもなっているという。