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二松學舍大学附属柏中学校
共学校

グローバルコースは学校の校風を大きく変えている
体験学習の積み重ねで東大にも2名合格
グローバルコースの牽引でさらに飛躍
[ この記事のポイント ]
1 グローバル人材を育成する「グローバルコース」に注目。
2 中3で取り組む「探究論文 自問自答」で学ぶ喜びを体感。
3 同校ならではの「自問自答力」が東大2名の進学者を輩出。
英語力だけでなく 表現力を磨くグローバルコース
2015年度、二松學舍大学附属柏中学校に新設されたグローバルコース。このコースの存在は、すでに学校全体の雰囲気を変えるほどの大きな教育効果を生み出している。
このコースの授業は週2回、一般クラスの授業終了後の7限目に行われ、主にプレゼンテーションスキルの向上に注力。年間で4、5種の課題に取り組むが、説得力を持って相手に伝えるために、日本語でテーマを咀嚼し情報を的確にまとめる力を醸成することも大切にしている。
夏と冬には各3日間の英語集中講座「POWER UP ENGLISH PROGRAM」を実施。ネイティブ教員の指導のもと、オールイングリッシュで展開される講座だ。英会話のスキットやゲームなどで英語力に磨きをかけるほか、英語できちんと自己表現できるよう、身振り手振りといった立ち居振る舞いもしっかり指導。最終的には原稿を見ずに英語で発表できるようになることをめざす。
こうして培われた英語力を実践する場として、研修の機会も設定。中1の春休みにはコース生全員を対象にしたブリティッシュヒルズでの国内研修、中2・3では海外研修がある。中2ではオーストラリアに赴き、ホームステイをしながら生きた英語を学び、現地校の授業にも参加。中3はカナダのボーディングスクールに滞在し、世界各国からやって来た学生と共に英語を習得する(いずれも平成29年度実績)。英語科の三澤彩加教諭は「このコースは体験型の学習が多いこともあり、生徒同士が切磋琢磨して取り組んでいる。こうした前向きなムードは一般クラスの生徒にも波及し、全生徒が伸びたことを教員陣も実感しています」と語る。