東京成徳大学中学校
共学校

ニュージーランドの現地校のクラスメートたち
タブレット活用の授業は、世界の流れ
中3全員がニュージーランドへ学期留学
[ この記事のポイント ]
1. 中3の1月下旬から高1の4月上旬まで全員がNZに留学。
2. NZの授業はタブレットが必須。中1からiPadを導入。
3. 現地の生徒や他国の留学生、留学で世界中に友だちを作る。
NZの学期留学必修化で 長期間の体系的な準備が可能に
東京成徳大学中学では、2017年度の入学生からNZへの学期留学が必修となった。期間は中3の1月下旬から高1の4月上旬まで。4学期制をとるNZのセカンダリースクールでは1学期にあたる。160名の生徒が50校に分散し、1人1家庭でホームステイしながら正規の留学生として現地の学生と同じ授業を受け、部活動にも参加する。
学期留学の制度は14年間、自由選択プログラムとして設置されてきたものだが、年々人気が上がり、近年は学年の半分以上が参加する状況になっていた。帰国前に平均2〜3だったGTECのリスニング、リーディング、ライティングのグレードが、帰国後には平均4〜5にアップするなど留学効果は明らかで、参加した生徒の満足度も高く、大学受験に向けてのモチベーションもあがる。可能なら、全員に成長のチャンスを与えたい、必修化はその流れで決定した。
これにより、入学時から留学に向けて、クラス単位、学年単位での準備が可能となった。例えば英語の授業はケンブリッジ大学出版局の『Connect』をメインに使用し、英語を使い、身につけてから理論を教えるという手法を取り入れている。また、社会科で、あるテーマについて外国人の視点に立ち、英語でレポートを書かせるというコラボ授業も実施。「中1担当教員の中で、ここにも英語を混ぜてみよう、というアイディアが広がっています。また、中1からイングリッシュキャンプや外国人留学生を交えたミュージアム見学実習、英語でのプレゼンテーションコンテストなど英語関連の企画も増やしています」と1年生の学年主任の茂原輝光・英語科教諭は語る。