青稜中学校
共学校

どんな時代でも社会貢献できる人間の育成を目指す
英語教育の充実を図りながら
学校生活を通して多様性と主体性を育む
[ この記事のポイント ]
1. 現地入試の実施で、帰国生の積極的受入れ。校内に多様性が生まれる効果。
2. セブ島英語研究、校内留学など英語教育が充実。
3. 自学自習の定着のため、放課後に予習・復習を完結させる「Sラボ」をスタート。
主体的な人生の選択のため 英語教育の充実をはかる
自由で伸び伸びとした校風の青稜中学校・高等学校「主体的に生きる個の確立」を指導方針に据え、教員の細やかな目配りで、生徒たちは一人一人自分の個性を伸ばしている。
近年は、帰国生や海外留学生の受け入れ、留学プログラムの実施など海外進出の環境を整えるために国際教育部を新設。「コミュニケーションツールの英語を習得すれば、活躍の場に海外も選べる。本校では、生徒たちの主体的な生き方をサポートするという視点で、英語教育に力を入れている」と伊東充教諭は話す。
中学では英語早朝学習を実施。校内留学では8~9名のグループに1人のネイティブ講師がつき、2日間にわたり英語漬けで過ごす。英語への興味を喚起する内容で、昨年度は調理実習を行った。中1の希望者には4日間の英語サマーキャンプもある。「生徒たちが英語を身近なものにしているという手ごたえを感じている」と伊東教諭。
留学制度も充実。中1~高2を対象にしたフィリピンセブ島での英語研修は、希望者が政府認定の英語学校で3週間、一日6時間のマンツーマン授業を受ける。昨年度は約40名が参加した。さらに高校では、2週間のニュージーランド英語研修、2カ月間のカナダ、オーストラリア短期留学、5カ月間のカナダ留学も用意されている。生活を通して異文化に触れた生徒たちは、一段と大人びた顔で帰ってくるという。