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東京家政大学附属女子中学校
女子校

English Roomでのティーム・ティーチング
多文化共生社会で活躍する素地となる
感性、資質、能力を伸ばす教育
[ この記事のポイント ]
1. 「躍進i教育」が成果をあげ、英語力がレベルアップ。
2. ICTを活用したアクティブラーニングが充実。
3. ビオトープを介して進む大学や地域との連携。
「躍進i教育」で伸びる英語力 海外研修や特別講座で文化も学ぶ
東京家政が進めてきた新教育プログラム「躍進i教育」は、それぞれが着実に実を結んでいる。なかでも「i」が表すものの一つ、インターカルチュラル・コミュニケーション、すなわち英語教育や異文化理解教育は、多くの成果をあげている。私立中学レシテーション大会では3年連続入賞、いたばし国際絵本翻訳大賞中学校部門で優秀賞受賞など、枚挙にいとまがない。
同校は、中1から週6時間の英語の授業を、4技能をバランスよく身につけるための習熟度別授業、ネイティブ教員と日本人教員によるティーム・ティーチングを行う少人数授業、そして文法中心の全体授業と、目的に合わせて実施ている。昨年度からは、より高いレベルの英語を学べるE CLASSを設置し、英語検定やGTECを積極的に受験。高校ではTEAP受験対策も行っている。
また、生徒に日頃から英語を使う機会をつくり、異文化への関心を深めるため、同校では意識的にカナダ、シンガポール、インド、ルーマニアなど、いろいろな国出身のALTを採用している。彼らが開講する、英語で何かを学ぶイマージョン特別講座も人気だ。例えばルーマニアの先生は伝統工芸のクラフトの授業、インドの先生はヨガ、シンガポールの先生は英語で中国語を教える授業を展開した。
さらに、学んだ言葉を使い、異文化に触れるためには現地に行くことが重要と、昨年度から中学の修学旅行も海外にした。行き先のシンガポールは多文化共生国家であり、多様な文化的背景で生活する人々を知る機会があり、現地では、学生との交流プログラムも用意されている。
高校ではオーストラリアへのファームステイを導入する。ほかにもカナダホームステイプログラムや英語を徹底的に学びたい生徒のニーズに応えたセブ島語学研修など希望制のプログラムも充実。全員参加の海外修学旅行を体験し、留学や海外大学への関心が高まる中、今年度から国際部を設置。生徒の夢をサポートする。