高輪中学校
男子校

オープンキャンパスで生徒会による入試相談
学校生活のあらゆる場面が
アクティブラーニング
[ この記事のポイント ]
2020年の大学入試改革にも十分対応
授業、行事、部活の3本柱が高輪の教育
社会にでてからも成長する人間になるための基盤をつくる
基礎がなくて、上澄みだけの ことをしても意味がない
早慶上智への現役合格者数が100名を超え、国公立への合格者も増えるなど、進学校として着々と成果を出す高輪学園だが、その取り組みには奇をてらったところはない。
6年後の大学進学を目指して、基礎学力徹底期(中1・中2)、進路決定・学力伸長発展期(中3・高1)、大学受験に照準を合わせる総仕上げ・進路達成期(高2・高3)に分けて、一貫教育を活かしたカリキュラムを組んでいる。いずれも基本は授業。そして、早朝や放課後、長期休暇の講習をその都度目の前の生徒を見ながら、個々の教師が工夫をして対応をしている。
高2から文理別に、高3から志望校別コースを作っており、目標を持つことで結果にも繋がってきた(理系は今年度から全て国立コースになる)。
2020年の大学入試改革への対応も怠ってはいない。例えば英語に関しては4技能の育成を強化するために、科目名を英語講読から英語総合に変更。大学入試に外部検定の利用が検討されていることにも対応し、中3からGTECを導入している。これまでの取り組みの上に、新しいものを否定せず取り入れていくのが高輪流。「従来から行ってきたことに自信がある」と坂本正校長。なぜなら、入試改革の目標である思考力・判断力・表現力を育てるためには、まず基礎学力を定着させることが大事だと確信しているからだ。