田園調布学園中等部
女子校

全日本高校模擬国連の様子。今年のテーマは「ジェンダーと平等」担当国の大使として、世界に何を訴えることができるか事前準備を重ね、本番では他国と協力して決議案をまとめた
女子に効果的な学習で様々な体験へ導く
一人一人のチャレンジに対応できる学校
[ この記事のポイント ]
1. 実践的英語力の習得、向上に導く発表や体験の場が充実。
2. 女子に合ったカリキュラムで理数系教科の苦手意識を払拭。
3. 土曜プログラムと高大連携教育で、より深い知識探求を応援。
実践的英語教育に取り組み 模擬国連、ターム留学にも挑戦
田園調布学園の英語教育は、基本4技能にプラスして実践的英語に注力する。中1から高2まで、週1回のネイティブ教員によるチームティーチングを実施。海外のニュース映像等を題材にディスカッションやプレゼンテーションを行い、英語を英語で理解する能力を培う。中等部ではパターンプラクティスによる会話の反復練習に始まり、中2の秋に開催されるスピーチコンテストに向けてスピーチスキルを磨く。「私の好きな言葉」「私の夢」などのテーマで、文章構成からアクションに至るまで効果的なスピーチ技術を工夫しながら準備する。さらに中3でのプレゼンテーションコンテストでは、資料を使い、説得力を持って自分の思いを伝える経験を積む。
また授業以外でも、昼休みや放課後にEnglish Roomを利用できる。これはネイティブ教員が中心に運営する、リアルな英会話を体感する場でもある。オンラインでの英会話レッスンも希望者に向け行う。さらに、生徒有志が集まり1週間に1度は行われるディベートクラスもあり、昨年は、全日本模擬国連に初参加。英語科の平福かおり教諭は「英語が好きという理由での参加だったが、他校の生徒に刺激を受け、社会問題への関心を強めた生徒も多い」とその波及効果を語る。その他、中3の希望者を対象にカナダもしくはオーストラリアでのホームステイや国内でのイングリッシュキャンプも実施。昨年度からは、高1・2向けのニュージーランドでのターム留学も導入するなど生徒の向学心を応援し続ける。