桐朋中学校
男子校

様々な意見の理解が問題を解決に導く
徹底的に考え抜く力を培う数学教育
[ この記事のポイント ]
1. 互いに認め、共鳴し合う関係を大切にする精神を培う。
2. オリジナル教科書で論理の積み重ねを丁寧に徹底的に指導する。
3. わからない事に立ち向かい、論理的に解決に導く力を育む。
自主的精神と多様な個性の共鳴が 社会に貢献できる人物を育む
桐朋は本質的な学問を探求する精神とともに、自主的精神や多様な個性が共鳴し合うことで生まれる価値観を大切にする。中高でも外部入学者を柔軟に受け入れ、高校での成績別、文理分けのクラス編成は行わない。これらは視野を広く持ち、多様な考え方・バックグラウンドを重視する校風に起因する。その基盤構築は東京文理大学(現・筑波大学)の学長を務め、教育基本法原案作成者の一人でもある務台理作が校長に就任した1947年に遡る。先の大戦を繰り返さないという強い想いから「民主主義に基づく社会形成に役立つ人間育成」の教育へ大きく舵を切った。時代におもねらず、常に時代を貫いていく気概と校風は現在も脈々と受け継がれている。