成城中学校
男子校

英語を用いて学習するマリースクール
英語力をつけるプログラム、45のクラブ活動など
数々の選択肢を与えて、自学自習の力を育む成城教育
[ この記事のポイント ]
1. 理数の英語スピーチを行うマリースクールを放課後に実施。
2. 成城高校の募集終了。来年度から完全中高一貫校へ。
3. 部活や行事を学習と同レベルで重要視。心技体を育む教育。
理数の疑問を英語で語る 新プログラムが好評
明治18年の創立以来、「知・仁・勇」を備えた男子の育成を行っている成城中学。伝統を大切にしつつ、最先端のグローバル教育にも注力している。新たな試みとして、麻布メソッドのマリースクールを取り入れたプログラムを放課後に試行している。
「これは理数科目を英語で学習・発表するプログラムです。英語で議論するのは高いレベルの英語力が必要なので、中学生のところから主体的に英語で発表の場を作り、経験を積ませようという目的があります。具体的には、理科の実験について英語でスピーチするなど、理数に関する成功、失敗、疑問について表現させます。授業ではなく、希望者のみ放課後に行っており、中学1~3年生を対象に、週1回×8週間、計8コマを通じてどのような効果が得られるか検証し、今後のグローバル教育に繋げていこうと考えています」と、栗原卯田子校長は語る。
成城中学には、カリフォルニア大学の学生と生徒が議論を重ね、自ら課題を発見し、研究し、多様な文化を持つ人々とともに解決へと導くエンパワーメントプログラムがある(中3~高2・希望者)。理数科目を英語で学習するマリースクール活動は、あくまで放課後のクラブ活動と同じような位置づけだが、エンパワーメント・プログラムなどの各行事へ取り組む姿勢に繋がっていくのかもしれない。