巣鴨中学校
男子校

サマースクールで先生と生徒が喜びを分かち合う
巣鴨からオックスフォード・ケンブリッジへ
サマースクールが開く生徒たちの未来
[ この記事のポイント ]
1. 巣鴨サマースクールで世界のグローバルエリートと出会う。
2. 英国の名門パブリックスクールの教育を直に体験できる。
3. オックスブリッジへの進学など多彩な進路が開かれる。
魅力的な講師と共に過ごす 巣鴨サマースクール
英語を使って世界の人とつながる。そんな英語教育の大義名分を、真正面から真面目にプログラムしたのが巣鴨サマースクール(SSS)だ。
昨年8月中旬、長野県蓼科の校外施設にて第一回SSSが実施された。これは40名の生徒(中2・3)と6名のイギリス人講師が寝食を共にする5泊6日のプログラムで、政治学やディベートなど各講師の専門分野を活かした授業のほか、クリケットや演劇など英国の文化を幅広く体験することができる。SSSの目的について岡田英雅教諭は「生徒の〝英語を話したい〟という心に火をつけたい」と語る。「世界には面白いこと、面白い人であふれている。その人達に出会う道具となるのが英語だということを実感してもらいたい」。世界のグローバルエリートを巣鴨生のロールモデルとして示す狙いもある。
そのためにまずこだわったのが、講師選びだ。全員が英国の名門大学を卒業し各分野の第一線で活躍する輝かしい経歴の持ち主だが、履歴書では計れない人格や教養、何より生徒たちが「話したい!」と思える人物かどうかを吟味したという。
プログラム内容はもちろん、使用する英語も生徒が理解しやすいレベルでコミュニケートできるよう講師陣と調整を繰り返すなど、細部にこだわって作り上げた。その成果は多くの生徒にはっきりと現れた。講師に憧れ、「先生ともっと話したい!」という意欲から学習に取り組み、英語の成績が急上昇した生徒、現役外交官の講師に「君は外交官に向いている」と評され、真剣に進路に向き合い始めた生徒など、何にも代え難い経験値を手にしている。
また、同校ではオンライン英会話レッスンを導入している。英語の授業や放課後補習において、スカイプを通じ外国人講師と英会話レッスンを行うなど、SSS後も実践的な英語力の育成に力を注いでいる。