暁星中学校
男子校

中3広島研修旅行での平和祈念ミサ
宗教と多言語教育を軸に身につける
倫理観とコミュニケーション力
[ この記事のポイント ]
1. 平和の尊さや文化の多様性を学ぶ宗教の時間。
2. 多言語教育やコミュニケーション授業で鍛える発信力。
3. 医学界のOBから学ぶ本格的な医療体験。
広島での平和学習が伝統 教会のミサに座禅体験も
カトリック精神に基づいた人間教育を行っている暁星中学校では、中3の広島への研修旅行を「平和学習」の集大成と位置づけ重視している。事前学習として原爆後の広島を舞台とした一人芝居を観たり、原爆について調べたりしたうえで、語り部さんの話を聞き、原爆資料館を見学し、平和祈念のミサを通じて犠牲者を追悼する。広島を訪れた後は関西方面で研修をする。昨年度は香川まで足をのばし、琴平山に参詣。うどん打ちも体験した。また京都では座禅に取り組んだ。「本校では、キリスト教だけでなく、様々な宗教や文化を尊重することの大切さを教えています」と企画広報部長の髙橋秀彰教諭。「宗教」の時間には、キリストの教えだけでなく多様な宗教や文化、社会問題、平和や倫理などについて学ぶという。