開明中学校
共学校

周辺エリアのランドマークともなった新校舎
学ぶ楽しさや喜びが原動力
国公立大学合格率60~70%台を毎年記録
[ この記事のポイント ]
創立100周年事業の一環として、3年前に新校舎が完成。以来、総志願者が一段と右肩上がりに。今年は240名の募集定員に対し、志願者数は1700名を超えた。人気の背景にあるのは、進学面への期待。例年、国公立大学合格率60~70%を誇っているが、これは大阪府内トップクラスの数値である。
とことん学校生活を楽しめる最新設備が整った教育環境
大正2年、語学堪能な国際人の育成を目的に、当時の大阪商工会議所によって作られたのが同校の前身。2001年に中学は共学校となったが、その一期生が卒業して以来、毎年国公立大学の合格率は60~70%台で推移している。
「学習面はもちろん、行事やクラブ活動、生徒会活動等、共学化によって学校全体のレベルが大きく上がりました」と早坂校長。校訓である『研精して倦(う)まず』は、勉強に励み自己を磨くという意味。その言葉が示す通り「いろいろな学校生活や教育活動の中で、男女で互いに切磋琢磨し合い、それぞれに視野を広げています。その一つの結果が、国公立を中心とした大学進学実績にも表れているのではないでしょうか」。
3年前に新校舎が竣工。最新の教育設備が整った各教室、地下には温水プール、8F最上階には第二体育館、グラウンドは全面人工芝となって活動の場がぐんと広がった。学習面での効果や期待はもちろん、週3日のクラブ活動も一層盛んに。水泳部、吹奏楽部は特に人気で、中高合わせ100名を超える部員が汗を流している。大学実績から勉強一辺倒と思いきや、“学校らしさ”が至るところに感じられる。