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大阪学芸中等教育学校
共学校

「国公立大学合格支援プログラム」で現役合格を掴み取る
出口の先につながる豊富な体験学習
「国公立大学」を目指す校風も定着
[ この記事のポイント ]
全国に約52校、大阪府下では唯一の「中等教育学校」。その特徴は、中1からの6年間がひとつの教育課程で括られている点。つまり入学後、次の進路選択は必然的に大学となる。豊富な体験学習と国公立大学に照準を据えた学習プログラムをベースに、“深みのある生徒”を育成。小規模ならではの面倒見の良い学校だ。
次なる目標を鮮明に打ち出す国公立大学合格支援プログラム
「私たちは国公立大学を目指す学校です」と言うのは、進路指導部長の小田教諭。これからの社会では、文系でも理系的な素養、理系でも文系的な素養が求められる。つまり、「五教科を学ぶこと」が大切と説く。こうした観点から、五教科を必要とする国公立大学を「目指す意義がある」と考えている。これが冒頭の言葉の意味するところだ。
6年3学期までモチベーションを切らさず、大学受験に向かえる支援体制を構築しており、毎学年・毎学期ごとに多彩なメニューを提供。たとえば、入学後すぐの勉強合宿では「勉強の仕方や規律、仲間と一緒に頑張る体験について学ぶことができた」と感想が聞かれるように、学習活動のベースづくりから丁寧に実施。1年1学期からの初期指導を徹底し、能動的に勉強できる姿勢を養っていく。
昨秋、難関国立大学をはじめ、幅広く大学を知ってもらおうと、進路説明会を開催した。大学別の魅力や先輩の事例等の紹介を行ったが、全校生徒の半数近くが参加するなど大盛況を博したという。放課後の「管理自習室」も利用率が高く、遅くまで学校に残り勉強をする生徒も増加中。このような様子から「国公立大学を目指す」機運の高まりが感じ取れる。