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親和中学校
女子校

世界を体験する多彩な海外研修プログラムを提供
のびのびと健やかに過ごせる安心感
新しい魅力がプラスされ続ける人気校
[ この記事のポイント ]
阪大・神大をはじめ、理系学部や医学部に多くの合格者を輩出しているが、決して受験校ではない。「誠実(まことの心)」「堅忍不抜(耐え忍ぶ心)」「忠恕温和(思いやりの心)」を校訓に、人間形成を軸とした総合的な教育を展開。今年創立130周年を迎える伝統を軸に、今なお進化を続ける人気の女子校だ。
グローバル時代に必要とされるスキル・能力を磨く学びを展開
「グローバル化社会に対応できる人間力、学力、英語力等を兼ね備えた女性を育んでいます」と向田校長。その言葉が示すように「Sコース(2クラス)」ではアクティブラーニングや新大学入試制度を意識した取り組みが多い。
中1~高2まで週1回行われる『探究』の中3では“模擬国連”を実施。「自分の考えや意見を堂々と発言できるようになる」という目標に向け、まずは環境・エネルギー問題、貧困等のテーマにおける問題点や課題の抽出、研究、情報の取りまとめを行うところから始めていく。次に1対1、2対2での意見交換を経て、4~5人でひとつの国となりディベートに挑戦。それぞれが互いの立場で意見をぶつけ合っていく訳だが、アウトプットの練習において上手く発言できなかった生徒も、自分の意見を持ったとたん「積極的に話をするようになった」というから面白い。そうした状況に「若い先生が中心となって、生徒たちの様子に合わせて段階を踏みながら進めてくれています」と、井坂教頭は成果に手応えを示す。
一方の「総合進学コース(4クラス)」は丁寧な指導体制を敷き、あらゆる進路希望に対応する学びを展開。従来の親和の教育を継承したカリキュラムを構成している。
また、学校全体でグローバル学習に注力。3人のネイティブによる英会話授業、語学研修・海外研修旅行、海外ホームステイ等、コースにより多少異なるが、豊富なメニューが提供される。中学段階で目指すのは「日常英会話レベル」だ。