日常がグローバル化する時代の女性に
求められる「心」、「言葉」そして「進路実現」

「オープンハート」「娘のように妹のように」がスクールモットー
日常がグローバル化する時代の女性に
求められる「心」、「言葉」そして「進路実現」
[ この記事のポイント ]
日本を代表する樹木である「松」の木蔭の学び舎は1892(明治25)年に設立された。慎み、清廉、忍耐強さを兼ね備える女性を育む、という学校の理念は、「オープンハート」「娘のように妹のように」という2つのスクールモットーとともに生き続けている。そして今、グローバル社会を生きる女性の力を「心」「言葉」「進路実現」から考える。
「心」 グローバル化する時代にオープンハートの心で異文化理解
日常社会が、猛スピードでグローバル化している。来日外国人旅行者数はこの数年で一挙に3倍以上に膨れあがり、国内の外国人労働者数は100万人に達すると言われている。語学留学生、海外駐在員として海外に赴く企業関係者もさらに増加。このような中で中高生が身に付けるべき力は、異文化を理解し尊重しようとする姿勢。国籍や人種、民族の垣根を越え、心を開いて他者を受け容れ、先入観や偏見を持たず、ステレオタイプな決めつけを避け、公平にフェアに相手に接することができる女性、分け隔てない人間愛を持つ女性こそ、これからの世界が必要とする女性である。オープンハートの精神は、国内外の様々な環境、条件の下で生きる人間としての力、女性として生きる力を育成する。