京都女子中学校
女子校

東山七条、通称“女坂”を上った先に広がるキャンパス
百年を超える女子教育の伝統を生かし
『高い志』を育む“心の学園”
[ この記事のポイント ]
創立より今年で107年を迎えた、京都を代表する名門女子校。当時より変わることなく「自立」「共生」「感謝」の3つの理念を柱とした建学の精神に基づく女子教育を実践。「自主的精神と感謝の心を持ち、高い志と教養を身につけた、社会に貢献できる女性の育成」に努めている。
「自立」「共生」「感謝」仏教精神に基づく情操教育
「心豊かな女性の育成」を教育方針として打ち出している。根幹にあるのは、仏教精神に基づく情操教育だ。「自己理解の上に他者を理解し、他者と共生しながら社会に貢献していく。建学の精神にもつながる、人としてあるべき姿勢をきちんと養います。京女の“心の教育”に期待して下さい」と丸山教頭。
5年前から、独自のキャリアデザインノート「ふぃめりあJr.」を使ってキャリア教育を行っているが、その第一章にあるのが「チームワークの大切さ」。新しい集団ができ始める中1のタイミングで、自身の体験の中で嬉しかった言葉、嫌な思いをした言葉を綴り、クラス全員で意見交換する中で、言葉の大切さやコミュニケーションのあり方について学ぶ。人生を設計する力、社会で活躍する能力を養うベースとしての自己理解が、他者の理解を促すことで相互理解として深まり、いじめを未然に防ぐ手立てにもなっているという。