金蘭千里中学校
共学校

大幅に増設されたクラブ、生徒は生き生きと
ハイレベル、ハイクオリティな学びを
一層深化させる“金蘭千里ルネサンス”
[ この記事のポイント ]
学習を通じて、確かな学力と人間力の育成を図る。創立以来、この揺るぎない教育信念を貫き通してきた同校。「大学進学実績や偏差値だけを学校選びの基準にするのではなく、どういった考えの下、どのような人物を育てようとしているのか、是非そこに注目してもらいたい」と辻本校長。その言葉の本意を紐解いていこう。
生徒の成長にとって何が必要か 本質を追求したこだわりの教育
心熱き師匠の下で、懸命に学ぶ弟子の姿…そんな師弟関係をベースにした『私塾』『道場』のようなスクール環境。その中で展開されるのは高い学力の習得、そして自分自身の個性や特性を存分に表現するのに必要なコミュニケーション力、人間力を磨くための教育だ。テストの点数も大切だが、それ以上に大学進学後、いかに自分を表現できる仕事を得て、社会に役立つことができるか。そこに主眼を置いた学びを実践するべく、ハイレベル・ハイクオリティな教育の提供にこだわり続けている。
3年前、中学入試制度の改革、新制服の採用、クラブの大幅増設、学習記録ノートの導入、諸テストの再編・最適化、野外活動の拡充など、計10項目にも及ぶ改革をワンパッケージで行った。そう聞くと、大きく様変わりしたと思われるかもしれないが、根本は何ひとつ変わっていない。「金蘭千里で学びたいと、門を叩いて入ってきてくれた生徒の成長に必須な教育は何か。時代に合わせつつも、新しさを追求するのではなく、我々が持つ本当の力を示すために捨象した形で本質だけを残し、それを広げていくための、言わば“金蘭千里のルネサンス”です」と辻本校長。確かな学力を付け、自分を表現できる生き方を自分自身で選択していく。創立以来、揺るぎない教育方針を学校全体で再認識し、一段と深化・拡充させるのがこの改革の真の狙いだ。