四条畷駅から徒歩1分。明るく元気な声に包まれる若草校舎

“思いっきり”を楽しもう！～勉強にクラブに行事に夢に～
パワーがほとばしる“HOME学園”

［ この記事のポイント ］

私立中学の大半は、高校卒業までの一貫教育体制を敷いているが、同校には「中学3年コース」も存在する。それぞれでカリキュラムは異なるが、生徒それぞれの夢や目標を叶えるために、50名以上の中学専任教員が日々熱心に指導を行っている。面倒見の良さ、家庭的な雰囲気も魅力の“HOME学園”だ。

阪大・神大・医科大に現役合格！「6年一貫コース」の『実現力』

　「6年一貫コース」を創設したのは2010年。今年、その第二期生が卒業し、阪大・神大・医科大等に現役合格という高い実績を残した。とは言え、勉強一辺倒の6年間ではない。偏差値を基準に大学を選ぶのではなく、本当に自分が学びたい道を探し、自主的に目標設定することを進路指導の主眼に置いてきた成果である。『自分プロジェクト』はその代表的な取り組みの一つで、日々の予定や将来の夢・目標を記す『自分レポート』、その日の学習や行動の反省を記す『振り返りシート』等を6年間継続することにより、自己管理能力・自己分析力を養成。
　もちろん、この力は社会に出てからも必ず役に立つ。そう考えているからこそ、徹底的に取り組んでいる。「大学入学をゴールにしないで欲しい。その先の未来を自分で切り拓いて欲しい」そんな願いの下、『実現力』を身に付けていくコース生たち。大学合格を皮切りに、大きく躍進していく姿が目に浮かぶ。

6年一貫「実現力」を育むプレゼンテーション

修学旅行の企画・運営も自分たちで行う「6年一貫コース」

　昨今“アクティブ・ラーニング”とよく耳にするが、同校の「6年一貫コース」では、創設当初よりそれを実践してきた。たとえば、学年ごとに「聴く力」「調べ・まとめる力」「発表する力」とテーマを決め、チーム学習やプレゼンテーションに取り組む。中3で研究論文の作成・発表を行うが、アンケート集計やスライド作成等もすべて自分で行えるようになる。
　キャリア教育では、各方面の職業人による「社会人講座」を開催。講演後には生徒から次々に質問が飛び交う。さらに、京大での講義や阪大病院の見学など、中学生としてそう経験できないような貴重な機会を数多く提供。高校生になると、修学旅行の企画・運営も生徒自らが行い、旅行会社にプランを持ち込む。自分たちで作り上げた修学旅行は一生の思い出となるに違いない。他にも様々な企業とコラボし、課題解決に取り組みながら『実現力』を養っていく。

ニュージーランド研修で世界を体験

偏差値上位校へ多数の合格者を輩出している「3年コース」

　「中学時分は目標も変わりやすく、違う可能性も出てきやすい。また、中3で必ず進路選択の機会が訪れるので、否応なくそこで自分自身の将来について真剣に考えることになる。そこに、この中学3年コースの意義があります」と平野校長代理。
高校受験に向けて学習面でのフォローはもちろんのこと、個人面談を何十回と繰り返すなど、進路実現に向けてのサポートも万全で、公立では北野・天王寺・大手前・四條畷、私立では西大和・洛南・関関同立など、偏差値最上位校へ多数の合格者を輩出。併設の高校へは、例年全体の約3割が内部進学を果たす。
　6年一貫と中学3年の両コースではカリキュラムこそ異なるが、クラブ活動や文化祭・体育会などは一緒。他にも多くの行事を通じて、コースに隔たりなく縦にも横にも交友関係が広がっていく。そのためか学校全体がとてもアットホームで、クラスのまとまりも抜群。コミュニケーション能力や協調性も自然と磨かれ、勉強に集中しやすい環境が整っている。
　教員は中学のみで50名以上が在籍。生徒との距離感が非常に近いのも特長のひとつ。また、個別面談を毎日実施しており、毎月1回は担任と膝を突き合わせて話ができるため、トラブルの芽も未然に摘める。
　授業に、行事に、クラブ活動に、いかに学園生活が楽しく充実しているか、生徒の様子を一目見れば容易に理解できる。子供を連れて見学に行きたくなる“HOME学園”だ。