山梨学院中学校
共学校

研究・発表手法を学ぶ「パーソナルプロジェクト」では、中学生レベルを超える研究成果もある
世界標準の教育と学校文化の醸成で、 東大・京大・一橋・東工大に軒並み合格
[ この記事のポイント ]
学ぶ意欲と伸びしろを最大限まで広げる、世界標準プログラム。
アプリの活用と個対応の授業、長期豪州研修で英語4技能を育成。
きめ細かい指導と支援体制で、夢の実現を全力サポート。
現れ始めた学校改革の成果
IB校ならではの教育も定着
6年前に始まった山梨学院の学校改革。その中軸となるのは、IBの導入によるワールドスクールへの転換である。
「IBは今までに経験したことのないプログラムなので、私たち教育者にとっても大きな挑戦でした」と振り返る山内紀幸校長。幼稚園と小学校でPYPを実践するとともに、高校にIBコースを開設。中学校でも、IBの手法を取り入れた教育を実践してきた。その最たるものが、年度初めに一人ひとりがテーマを決め、アカデミックポリシーに基づいて探究するパーソナル・プロジェクト。1月頃には3~5千字の論文にまとめ、5分間のプレゼンテーションを行う。「昨年印象に残ったのはロケットの研究です。この生徒は、1年次にロケットを設計し、火薬を使用して打ち上げに成功。2年次にはエンジンを二段式に改良して打ち上げの様子をビデオカメラに収め、3年次には、最高到達点でパラシュートを開き戻ってくるようにするとともに、搭載したビデオカメラで上空の様子を撮影して、全校生徒の前で披露しました」と印象深かった生徒の研究を語る山内校長。IBが目指す人間像と重なる、自ら学び、より深く掘り下げ続ける姿勢。多くの生徒に刺激を与え、学校全体に向学心を波及させた。
昨年卒業したIB系1期生は、国際教養、慶應義塾、鹿児島、カリフォルニア州立、フリンダースなど国内外の難関大学をIBで培ったグローバル力で突破し、全員が現役合格を果たした。IBはすでに、夢実現の重要な選択肢になりつつある。