青山学院中等部
共学校

荘厳な雰囲気の新しい礼拝堂
新たな教育方式とキリスト教教育で
自由闊達で伸び伸びとした人格を育む
[ この記事のポイント ]
1.礼拝堂、図書館、テニスコートの完成で、校舎改築が完了。
2.教科センター方式の採用で、理想的な教育環境を実現。学びへの積極性、自主性を育成。
3.キリスト教教育により他者への思いやり、感謝、自己肯定感を養う。
「教師を待つ」授業を廃止教科ごとに専用教室へ移動
2017年に創立70周年を迎えた青山学院中等部。大規模な校舎建て替えが行われていたが、同年3月に地下1階地上6階の新校舎が完成。2019年1月には新しい礼拝堂と図書館の運用がスタートし、同年夏のテニスコート完成で、建て替え工事が完了となる。
新校舎の注目すべき点は、教科センター方式の採用である。6階理科、5階数学、4階英語・聖書・国語、3階社会・国語など教科ごとにフロアが分かれ、生徒は時間割に従い、教科専用の教室へ移動して授業を受ける。従来のように教室で教師を「待つ」のではなく、教室に「向かう」ことで、学びへの積極性、自主性を育成する。
すべての教室には「大型スクリーンやモニターなどICT機器を完備。教科専用の教室に隣接して「メディアスペース」が設けられ、理科なら化石の標本や動物のハクセイ、社会なら地球儀や地形の模型など教科の特色をあらわす教材・教具、生徒の作品やレポートを展示。プレゼン用ボードも整備され、機会を捉えて行われる発表は、自分とは異なる友人の考えを知る絶好の機会となっている。
新しい図書館は2フロア構成で、1階の書架には約3万冊を揃え、グループ単位で調べ学習を行える大型の机も備える。2階はICT教室となり、図書館全体で、各教科のメディアスペースを統括するメディアセンターの役割を担っている。