箕面自由学園中学校
共学校

プロセスを重視した理数探究コースの学び
今年度から中高一貫体制がスタート
ますます進化・深化を続ける伝統校
[ この記事のポイント ]
「明るく、元気で、和やかに。これが学園のカラー」と言う田中校長の言葉そのままに、ルールやマナーの中でのびのびと自由にスクールライフを楽しんでいる生徒の姿が非常に印象的。建学の精神「教養高い社会人」の育成に努め94年。従来の学びを深化させるべく、今年度より中高一貫教育がスタートする。
地域が守った教育の火 生徒へ託す未来へのバトン
創立は大正15年。前身の箕面学園尋常小学校は、当時珍しい共学のスタイルで、英語も学ぶ新進気鋭の学校だった。が、第二次世界大戦の混乱において廃校の危機を迎える。その窮地を救ったのは地元の保護者たち。「教育の火を絶やしてはならない」と、懸命な呼びかけにより存続が決まり、1947年には「箕面自由学園」と校名を変更。以来、教育に対する火をより熱く、大きく燃やしながら今に歴史を紡いでいる。
そんな同校だが、今年度から中高一貫校へとバージョンアップを図る。「何もかもがスピーディに移り変わる今を生き抜くには、本質を捉えた教育が不可欠。より深い学びを追求していきます」と田中校長。その布石として、昨年度より「理数探究」「グローバル」からなるコース制度を設置。万全の準備を整え、次のステージに向かう。