実践学園中学校
共学校

ニュージーランド語学研修では、マオリ族の民族舞踊ハカも学ぶ
全人教育の理念に立った学びで 一生学び続ける力を育成する
[ この記事のポイント ]
1.現代を生き抜く力を総合的に伸ばす実践学園流教育。
2.真のグローバル教育はローカルを知ることから始まる。
3.自学自習力は学力の要。ノートで学習習慣の確立を促す。
さまざまな学びに触れられる
チャンスにあふれた学校
国内外を問わずに主体的に活躍していくためのグローバル教育、幅広い知識や教養を育むリベラルアーツ&サイエンス教育、高い倫理観と道徳心を養う倫理教育。これらが三位一体となった全人教育によって、実践学園はさらなる進化を遂げようとしている。こうした教育像は、19年に同校の校長に就任した内藤彰信校長の思いの表れでもある。内藤校長は、かつて三菱商事でグローバルビジネスの最前線に立ってきた人物。長年にわたって国際社会を間近にして得た経験は、生徒の視野を広げ、感化している。
さらに同校では、学ぶことの楽しさや醍醐味を知ってもらおうと、毎年秋に中3から高2を対象とした「大学模擬授業」が行われている。講師として大学教授や第一線で活躍する研究者を招き、授業のテーマは実に多彩。興味のあるものを選択できる。19年度には、東工大名誉教授による「人工知能(AI)の現状と将来」、千葉大名誉教授の「庭園と街路樹にみる国民性と日本人の変化」、國學院大教授の「倫理学二つの形─生命の倫理と友情の倫理」等、全26系統・分野の講座が開かれた。
このほかにも、科学的思考力を身につけることを目的に、阿部宏喜東京大学名誉教授による実践学園独自の理科オリジナルプログラム「理科特別授業」を展開。夏には中1・2向けに2泊3日の「軽井沢サマースクール」も実施されている。阿部教授とのディスカッションや軽井沢の森の生態系の保全に取り組んでいる「ピッキオ」のガイドによる自然観察、ネイティブ講師による語学講座など、実体験を通じてあらゆるアプローチから思考力・判断力・表現力を磨く。