晃華学園中学校
女子校

多種多様な手法で映像を制作する生徒たち
ICTを使って生徒目線のSDGsを
映像で表現・発表し、視野を広げる
[ この記事のポイント ]
1.中3生全員がグループ別にSDGsのPR動画を制作。
2.動画コンテストでJICA特別賞を受賞し、生徒の視野が広がる。
3.自分の能力を他者のために使うノーブレス オブリージュの精神。
「国際」(公民の一部)の時間にSDGsを学び、動画を作る
晃華学園の中3「公民」における「国際」の授業は、SDGsを中心に授業を展開し、今年で4年目になる。
1学期は国連の仕組みやSDGsの目標についてワークショップ形式で学び、1人1枚、壁新聞を作ってまとめる。2学期になると、今度はクラスを6〜7人のチームに分けてSDGsを分かりやすく伝えるための60秒のPR映像を制作する。同校では、生徒全員がタブレットを持ち、主要5教科を始め、様々な授業や学園生活の中で活用しているが、動画制作にあたっても、撮影、編集、テロップやBGMの作成などすべてタブレットを活用して行う。
1クラスに6チーム、4クラスで24のチームが、それぞれSDGsの掲げる17の目標の中から絞り込まれた6つほどのテーマの中から自分たちが表現する動画のテーマを決め、絵コンテを作成。11月初旬に1日かけて撮影し、3週間ほどで編集する。「英語科とコラボし、ナレーションが英語なら日本語の字幕を、日本語ナレーションなら英語の字幕を入れることにしました。結果的にこれが外部のコンテストに応募した際、高評価を受けるポイントになりました」と長岡仰太朗教諭は話す。紙芝居風、紙粘土を使ったアニメーション、ドラマ風など、バラエティー豊かな作品が集まり、校内コンテストに留まるのはもったいないと、長岡教諭は北海道や札幌市が共催する第1回SDGsクリエイティブアワードに、すべての生徒の作品を応募したのだ。