共立女子中学校
女子校

お箸を正しく持てますか?
AIとグローバル化の時代だからこそ
「人間の感性」が未来を生きる力になる
[ この記事のポイント ]
1.日本の伝統文化を海外に発信できる教養を身につける。
2.iPadは考え方や体験をその場で共有するためのツール。
3.スケールメリットを生かした多様な部活動や幅広い進路選択。
グローバル時代だからこそ日本人の品格と教養を
共立女子では学校創立以来の伝統として、中学で2週間に1度、小笠原流の礼法を学ぶ。和室での所作、食事やお茶のいただき方、上座下座のマナーなど、伝統文化に基づいた日本人としての品格ある所作や教養を身につける。また、高校家庭科の授業のなかでは浴衣の着付けも学ぶ。「どうして神社で参拝するとき、礼をして柏手を打つのか、本校の生徒なら作法はもちろん、その理由まで答えられます。海外からの留学生にも、お箸の正しい持ち方を教えてあげることができるので大変喜ばれます。また、生徒が海外留学先で浴衣を着て日本の文化を伝えるということもしています。保護者からも、『娘の冠婚葬祭での立ち居振る舞いが、誰よりもちゃんとしていて、鼻が高かった』というお声をいただきます」と、広報部主任で国語科の金井圭太郎教諭。身につけた所作は、推薦入試の面接試験や大学での就職活動でも役に立つ。また、礼法や芸術科目で磨かれる豊かな感性も、AIの時代だからこそ生きると同校は考えている。「それこそが、未来を生き抜く力になるでしょう」。